2018年03月28日

基礎と演技どちらを磨けば良いですか?

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圧倒的に基礎です。

「自分は基礎はまだまだだと思いますが、演技の方はどうでしょうか?」
と質問してくる人がいますが、愚の骨頂です。
基礎のできていない人が演技力を求めるとどうなるでしょう?

たとえば、こうです。

× 発声がしっかりできていないことに気づかず、口先だけの芝居に走ります。
× 滑舌が悪いことを誤魔化すための芝居を、一生懸命身につけようとします。
× イントネーションが間違っていることを気にしない芝居で自己満足に陥ります。

つまり、体力や努力や時間といった大切なものを、その人は無駄に費やすのです。
悪循環を重ねた結果、存在感のある大きな芝居とは無縁の、「小さくまとめる癖」が身につきます。

一旦身についたこの「小さくまとめる癖」、癖だけになかなか抜けません。下手をすると一生抜けない恐れがあります。
そうなってしまうと、生涯を通じて「小さくまとまる」が、その人の芝居のすべてとなります。

何とも恐ろしい…考えただけでもぞっとしませんか?
そんな役者になりたい人がいるでしょうか?
いや、そんなプロにはほど遠い「役者もどき」になりたい人がいるでしょうか?


基礎力の底上げ

『基礎力』と『演技力』を別々に捉えている人が実に多いことに驚きます。
基礎の練習と演技の練習には関連性がない、まるで別物である、と考えているのではないか? と疑いたくなります。(これについてはまた別の機会に触れます)

『演技力』は必ず、『基礎力』の上に乗せなければなりません。
そして基礎力が上がれば、演技力は変わらなくても全体のレベルがアップします。
これを僕は『基礎力の底上げ』と呼んでいます。

図に書くとこうです。

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演技力はそう簡単に身につくものではありません。身につけるのにも、磨くのにも本当に時間がかかります。
しかし基礎力は、自分に合った正しい方法でこつこつ磨けば目に見えて向上します。従って、基礎力が積み上げられた分、演技力も押し上げられるのです。

今一度考えてみてください。
発声も滑舌もイントネーションも気にせずに、自由な芝居をしたいと思いませんか?
それがどんなに素晴らしいことか…考えるだけでもワクワクしてきませんか?
あなたが今まで経験したことのないそんな世界に一歩足を踏み入れるために、徹底的に『基礎力の底上げ』をしてください。
そして『圧倒的な基礎力』を手に入れましょう。

では、また。

posted by さくらちるる at 11:02| Comment(0) | 日記